みなさんはオカメインコを飼いたいと思ったことありませんか?
頭の後ろにぴょん!と跳ね上がったかわいい羽根と、ほっぺたにまるで“おかめさん”のようなオレンジ色の丸い模様があって、とっても愛らしいですよね。
今回は、オカメインコの性格や種類、飼い方などをご紹介です。
オカメインコの性格について【良いところ、困るところ】
オカメインコはCMや雑誌にモデルの方と一緒に写っていたりと、とても人気のある鳥さんですよね。オカメインコの魅力は何と言っても愛らしいお顔。
そしてオカメインコの人懐っこい性格が人気の理由です。もう少し詳しくオカメインコの性格を見て見ましょう。
オカメインコの性格で良いところ
実際にオカメインコを飼っていた私や一般的な評価をご紹介。
オカメインコの性格で良いところは、以上大きく3つが挙げられます。
2.性格が穏やか
3.とても人になつきやすい
これらについて説明していきましょう。
1、他の鳥にとてもフレンドリー
オカメインコは他の鳥に対して凄くフレンドリー。
このことは、私が実際に他の種類の鳥やオカメインコを2羽同時に飼育していたということからも体験しています。
基本、相手が威嚇してこなければ、近寄ってきても普通にしています。
とはいえ、やはり種類の違う鳥さん同士や他の動物を近づけることは、アクシデントの元となる恐れるので、要注意です。
2、性格が穏やか
オカメインコの性格は、おっとりとしています。
先ほどの内容に少し被りますが、同じ種類のオカメインコや他の種類の鳥が近寄ってきても、喧嘩はせず、許容する穏やかさがあります。
3、とても人になつきやすい
オカメインコは、常に私たち飼い主であるご主人に引っ付いてくるほど、人懐っこい鳥です。
他の種類の鳥も同じことが言えるのですが、とにかくオカメインコは、ご主人がどこかへ行こうとすると、直ちに飛んできて、側から離れないほど、人懐っこい鳥です。
オカメインコの性格で困るところ
オカメインコは、良いところばかりが発信されていますが、性格で悪い(困る)ことについても、以上のように良いことと同じく大きく3つ挙げられます。
2.とても寂しがりや
3.“オカメパニック”を起こす
それぞれについて補足していきます。
1、臆病
オカメインコは、とても優しい鳥です。
それゆえに、新しいものを見せたり、驚くようなことをしてはいけません。
飼い主は、ちょっとだけ驚かしたつもりでも、性格が優しい鳥であればあるほど、そのちょっとしたことがきっかけで、信頼関係が崩れることもあるので、要注意です。
2、とても寂しがりや
飼い主のご主人や一緒に住む家族の姿が見えなくなると、姿を探して、呼び鳴きます。
できるだけ1日一度は時間を決めて、カゴから出して、遊んであげましょう。
そうしてあげるだけでも、鳥は安心します。
3、“オカメパニック”を起こす
オカメインコを飼う上で、一番心配で気をつけなければならないのが3番目の“オカメパニック”です。
この症状は特に夜中に起こることが多いです。
これはオカメインコの特有のもので、ちょっとした何かにびっくりしていきなり暴れ出すのです。
このことによって、ケージの中で羽根を痛めてしまう鳥もいます。
中には、羽根が根元近くで折れて出血した、という話も耳にします。
もし、“オカメパニックを起こしたら!?”
側に行って、
「〇〇ちゃん、大丈夫だよ〜〜〜」
と声をかけて、落ち着くまで側にいてあげましょう。
ご主人が側にいるということで、安心します。
実際にオカメインコを飼っていると、正直困ると言われている部分は、良い部分が勝るので、気になることはありません。
オカメインコは優しくて繊細な鳥。それゆえに、ちょっとしたことで怖がってしまいますので、驚かさないように要注意です。
オカメインコの種類は?
オカメインコはいろんな羽根の色をしたインコがいます。
ここでは、これだけ押さえておくと良い8つの種類をご紹介いたします。
このオカメインコが原種になります。また、“並オカメ”と呼ばれることも。
羽根の色はグレー。
オスの顔は黄色く、メスはグレー。
良くみなさんがご存知なのがこのインコでしょう。
通称“白オカメ”と呼ばれており、一番人気のある種類です。
顔と胸からお腹にかけて薄っすらと黄色い羽根を持ちます。
※画像はパール・パイド
羽根が斑点=パールになっているインコ。
成長するとオスの斑点は消えてしまうこともあります。
並オカメインコの羽根の色が、白く所々が色抜けし、まだら模様のオカメインコです。
並オカメインコの灰色の部分の羽根が、薄茶色のシナモン色に変化しています。
名前の通り、頬っぺたにオカメインコ特有の可愛い丸いチークが無く、真っ白な顔をしています。
全身も白色が基調で、並オカメインコの灰色の羽根部分以外が白い羽根になっていて、とても美しいオカメインコです。
羽根の色合いが全体的に薄いオカメインコ。
※画像はルチノーファロー
色合いは並オカメインコと同じですが、灰色の羽根が薄く、赤い目をしているのが特徴です。
みなさん、いかがでしたでしょうか?
オカメインコといってもいろんな種類のインコがいるんですね。
他にもいろんな色合いのオカメインコがいますが、元の親の羽根の色の種類によって、様々な組合せの雛が生まれます。
現在、我が家にいるのはオカメインコは並オカメです。
以前にルチノーもいました。
ルビー色の目が綺麗で可愛い女の仔でしたね。
みなさんはどんなオカメインコがお気に入りでしょうか?
オカメインコの飼い方について
オカメインコの飼い方のポイントは以下の内容です。
1,オカメインコに適した環境
2.オカメインコの餌は?
3.餌の回数や飲み水について
4,野菜(青菜)を与える
5,日光浴や水浴びをさせる
これらについて補足していきます。
1、オカメインコに適した環境
特にオカメインコは繊細な鳥なので、あまり騒がしい部屋は適しません。
野生の鳥は、群れをなして行動する種類がほとんどです。
そのために、常に仲間が存在します。
このことから、静かすぎても不安になるので、ある程度の生活音が聞こえる程度の部屋が良いです。
また、温度変化に敏感です。
寒すぎても暑すぎてもダメです。そして、湿度も高くても低くてもダメ。
理由は、鳥それぞれに適した環境があるからです。
犬に例えると、寒い場所に生息のシベリアンハスキーは温度が高いことが苦手な為、そのような地域で飼うことに適さないということと同じです。
飼う鳥がどんな環境に生息しているのかを知り、できるだけその生息地の温度と湿度に合わせてることが大切です。
家庭でよく飼われるインコは大抵温暖なところに住んでします。
オカメインコであれば、野生の鳥達は、オーストラリアの内陸部に生息しています。
この場所は最高温度が30℃、最低温度は15℃という、とても過ごしやすい環境です。
また、湿度は25%〜45%という環境です。
しかし、日本には四季があり、とても暑い時もあれば、寒い時も。
温度や湿度の差が激しいですので、特に温度管理は重要です。
特に幼鳥の頃は特に温度管理を徹底し、可能なのであれば、常に室温は23℃に保ってあげると良いでしょう。
私の経験上、多少の暑さや寒さでしたら、年を追う毎に適応してきますので、生後2、3年以降はそんなに神経質にならなくても良いと思います。
2、オカメインコの餌は?
鳥の餌は、“ペレット”という、人工的に作られた餌を主食にすることが推奨されます。
このペレットは簡単に説明すると、鳥用のドックフードと解釈されて良いでしょう。
鳥の餌といえば、シードと呼ばれている、種餌を思い浮かべると思います。
このシードは種であるために、脂質が多く、摂取しすぎると肥満や肝臓に負担をかけてしまいます。
このことから、鳥たちの健康を考え、必要な栄養分が配合され作られたペレットが主食に推奨されています。
では、ペレットとは、どんなものなのか見ていきましょう。
下の画像がペレットです。
画像のものは、色によってフルーツのフレーバーや味がついており、色は天然のものなので、安心して与えられます。
鳥たちにしてみると、ペレットは美味しくないので、このように匂いや色、味をつけて食べてもらえるように工夫しているものがあります。
また、下の画像のように素材そのものの色をしたものもあります。
色付きのペレットは、害はないとは言え、気にされる方も多く、画像のように素材そのものの色のものを購入する方もいます。
ペレットの大きさや形は、鳥の種類や大きさ、用途によって様々なものがありますので、飼っている鳥の好むものを与えてください。
では、次にシードについて。
「シードを与えてはいけないのか?」というと、与え過ぎず、一度に与える量を決めたり、おやつ程度なら大丈夫です。
中には、「ペレットはちょっと・・・」という方や長年飼っている鳥の餌をシードからペレットに変更するのは難しいという状況の方もいるでしょう。
そんな方には、鳥の種類によって、下の画像のように栄養バランスを考え配合されたシードをおすすめします。
主食はペレットにすることが、鳥達の健康維持には大切です。
ですが、どうしてもペレットへ変更することが難しい場合は、このような鳥の栄養バランスを考え様々なシードが配合されたものを一度に与える分量を決め、与えると良いです。
また、現在の餌の主食がシードなのであれば、そこに少量ずつペレットを混ぜ、食べることを慣れさせていき、完全にペレットに変えていきます。
シードとペレットの価格ですが、シードよりもペレットの方が、高くなります。
シードも鳥の種類によって配合されたものとそうでないものでは、価格が2倍ほど違います。
・鳥の種類によって配合されていない餌、“むき餌”や“殻付き”と表記だけのもの・・・某商品は900gで398円(税込)
・鳥の種類によって配合されているシード・・・某商品で1kg748円(税込)
・ペレット・・・某商品で907gで2,290円(税込)
これらはネットで購入すると、この価格よりもお得な価格で購入可能です。
3、餌の回数や飲み水について
食事の回数は、朝・昼・夜の3回。
無理であれば、朝・夜の2回。
餌の量は毎回、食べきれる量を与え、その都度、新しいものに入れ替えて下さい。
そして水も、毎回の食事ごとに入れ替えます。
この時、水入れもきちんと洗います。
その時に、容器を熱湯消毒することもお勧めします。
水に関しては、水道水を与えてもいいのですが、現在ではミネラルウォーターを与えている方が多いですね。
我が家もミネラルウォーター(軟水)を与えていました。
専門書を読むと、ヨウムにはコントレックスのような硬水がオススメと記載がありましたね。
4、野菜(青菜)を与える
人間と同じで、野菜も必要です。
ビタミンやミネラルを補給のために、サプリメントも販売されていますが、自然の食べ物から摂取した方が、適度に栄養を吸収できます。
よく与えられているのは青菜で、緑黄色野菜を好んで食べます。
野菜で与えるのなら小松菜がポピュラーです。
他にも白菜やキャベツも好んで食べます。
ここで、注意して欲しいのは、ほうれん草のようなアクの強い野菜を与えてはいけません。
与え方は、2日に1回のペースで。
野菜を好んで食べる鳥には、毎日おやつとして3㎝四方の量でしたら、与えても大丈夫です。
野菜だからと言って、与えすぎると、お腹を壊してしまう鳥もいますので気を付けてください。
食べ物に関しては、一部の野菜、観葉植物や果物の種、コーヒーやチョコレートは鳥にとって猛毒となりますので、注意してください。
5、日光浴や水浴びをさせる
できれば寒くても暑くても、日光浴をさせて下さい。
太陽のからの紫外線により、骨の形成を促します。
そのため、週に2回程、1時間日光浴をさせます。
夏のような暑い日は30分程度に減らし、ケージ(カゴ)の上の一部に布などを掛け、鳥が直射日光から退避できるようにしましょう。
また、冬場ですが、温度管理のことを考えると、外に出すことは少し心配ですよね?
そんな時期に役立つのが太陽光と同じ光源を出す“フルスペクトルライト(トルーライト)”
出典:https://wowma.jp
画像のように電球型になっており、使用の仕方は、普通の電球と同じです。
この他、ライト仕様になったものなどあります。
価格は画像のもので2,000円ほどです。
購入の際は必ず“5,500ケルビン”以上のものを選んでください。
そして、日光浴に並んで大切なのが水浴びです。
水浴びをさせることにより、鳥の健康や羽根を清潔に保つことができます。
最低週に1度は水浴びさせましょう。
鳥のほとんどは水浴びを喜びますが、中には水浴びを嫌う鳥もいます。
その場合は霧吹きで鳥に水を吹きかけて下さい。
冬など寒いからと言ってお湯をかけることは厳禁です。
鳥にとって大切な羽毛の脂が溶けてしまいます。
水浴び後は、暖かい時期は羽根が乾くまでそのままでも良いと思いますが、寒い時期は、風邪をひく可能性がありますから、水浴び後は直ぐに暖かい部屋へ移動してあげて下さい。
また、大型インコなど、ドライヤーが好きな鳥もいますので、ドライヤーで羽根を乾かしてあげても良いでしょう。
まとめ
今回は“オカメインコの性格や種類と飼い方は?”と題してご紹介いたしました。
内容をまとめると・・・
- オカメインコはとても優しく寂しがり
- オカメパニックに要注意
- オカメインコはいろんな羽根の色がある
- 主食はペレットで。野菜も与える
- 寒暖に関係なく、日光浴や水浴びが必要
ということでした。
オカメインコは本当に可愛いです。
私もできれば白いオカメインコ、ルチノーをヒナから育てたいと思っています。
とはいうもの、現在のところは無理ですが・・・
みなさんもオカメインコを家族にしたいと益々思ったのでは??
まず、オカメインコに限らず、動物を飼う前には、参考書やネットなどできちんと調べてから飼うようにしてください。
いずれにせよ、オカメインコに限らず、動物を家族にする前には、本当にその動物が天寿を全うするまで、責任を持ってお世話できるのか、日々のお世話もできるのかなど、色んな側面から考えた上で、家族にして下さいね。
では、今回はこの辺で。
みなさん本日もご訪問いただきましてありがとうございました。
またのご訪問をお待ちしております。