鳥が好きな人ならよくご存知であろう、ヨウム。
数年前にちょっとした鳥ブームがあり、その時にヨウムを知った方も多いはず。
その頃は、ペットショップに足を運ぶと、雛はもちろん、成鳥のヨウムを普通に見かけたものです。
ですが、ここ数年、なかなか見かけることがなくなりました。
そんな状況の中でも、いつかはヨウムを家族にしたいと言う方も多いでしょう。
今回は、そんな方々が知りたい情報、ヨウムの値段についてご紹介します。
ヨウムの値段はいくら?
ヨウムの値段ですが、どのくらいだと思いますか?
つい最近(2021年末頃)、行きつけの某ペットショップにてヨウムの雛を見かけたのですが、その時の値段は...
50万円
でした。
あなたはこの値段を知って驚いたでしょうか。
高額ですよね。
私はなんとなく予想はついていたのですが、それでもびっくりしました。
なぜなら10年ほど前でしたら、孵化して間もない雛が6万円や7万円台で販売されていましたから。
その当時、私が知る限りでは、ペットショップで販売されていた雛は、孵化から3ヶ月くらいが多く、値段は16万円から20万円。
成鳥で20万円台でした。
その頃からすると、値段は倍以上ということになります。
さらにケージ代やらご飯 (餌)代、暖房器具、カバー(就寝時にかけるカバー)など含めると、かなりの出費になりますね。
ヨウムの値段が高騰した2つの理由
鳥が好きな人なら説明は不要だと思うのですが、ヨウムの値段が高騰した主な2つの理由を説明しましょう。
値段高騰の2つの理由
・絶滅危惧種に認定された
・国内のブリーダーによって孵化
これがヨウムの値段が高騰した主な2つの理由です。
では、もう少し詳しく説明してみましょう。
絶滅危惧種に認定された
ヨウムはとても知能が高く人気な鳥。
その為、多くのヨウムが売買目的で密猟されました。
また、密輸の際には、空のペットボトルに押し込まれたり、体を紐で縛られ、何羽ものヨウムが麻の袋に詰め込まれたのです。
そしてヨウムの個体数が減少、そして多くのヨウムが命を落としました。
このような酷い状況におかれたヨウムは、絶滅危惧種に指定されることに。
そして、絶滅危惧種に指定されたことで学術的な研究の為に大学や動物園などの施設で飼育すると言う正当な理由でない限り、ヨウムの輸入が禁止になったことで、値段が高騰したのです。
国内リーダによる孵化
一般に、鳥類に限らず、個体が生まれた場所が国内であれば、その環境に順応しやすい強い個体であると言われています。
輸入の個体は、輸送中に弱ってしまったり、環境に順応しにくいといった欠点があるのです。
ヨウムのような大型の鳥類なので、繁殖させる為には、飛び回ることができるようなかなり大きな飼育環境が必要になります。
その上、原産国が海外ということも、元々生息している環境の違いもあり、繁殖させることは難しいのです。
このようなことで、コストもかかり、輸入の個体よりも国内ブリードの個体の方が値段が高くなる傾向に。
また、流通可能な個体も少ないとうことが、値段が高騰の理由にあげられます。
ヨウムの値段のまとめ
今回はみなさんに関心の高いヨウムの値段についてご紹介しました。
ヨウム自体を頻繁にペットショップで見かけなくなりましたので、値段が高騰している以前に、家族にすることはなかなか難しくなっているのが現状ですね。
運良くヨウムを家族にできる機会に恵まれたとしても、最後まで責任を持って飼育ができるのか、しっかりと考え、責任を持って家族にしていただきたいと強く思います。
では、今回はこの辺で。
本日は当ブログにご訪問いただきまして、ありがとうございました。
またのご訪問をお待ちしております。